■ 組合員に大人気の「畑農園のいちご」を紹介しましょう!
オレンジコープでは契約農家(=生協農園)と組合員が直接話し合い、交流を深める事で信頼関係を築いています。毎年、あらかじめ作付け量と価格を決めておくので、安全で安心して食べられる野菜や果物を安定して栽培してもらい、購入することができます。
太陽のめぐみ委員会(組合員)では近郊の生協農園を訪れて、農作物の生育状況や出荷の様子を確認して報告しています。また、組合員と生産者が直接話し合う交流会を開催。農園を訪問して畑の見学や農作業のお手伝い・収穫体験などを企画して交流を深める活動をしています。
今回は、組合員に大人気の畑農園のいちごを紹介します。
『安全で美味しい果物を食べてもらいたい』
生産者の畑昌吾さん、真利子さんご夫妻です
約20年前、畑さんはみかんの他にも安全で美味しい果物を食べてもらいたいという思いから「いちご」の栽培も始め、オレンジコープに出荷して下さっています。
<こだわり1.>良質の有機質肥料をたっぷりと施し、丈夫で美味しい「いちご」に育てます。品種は、病気になりにくい早生の「紅ほっぺ」と果肉のしっかりした「さちのか」で、出来る限り薬剤の使用を控えています。
<こだわり2.>ハウスの中を適温(20〜25度)に保ちます。冬場は、ハウスの内側にビニールを張り2重にして保温します。凍結を防止するためにストーブを焚くこともあります。逆に春からは温度の上昇を防ぐため、日除けの寒冷紗を掛けたり、風通しを良くしたりと作業は重労働です。
では、いちご畑の様子や組合員との交流、農作業体験について紹介しましょう。
ハウスの中では・・・昨年9月中旬に苗を植え、10日ごとに水やりをしながら、温度管理に気を配ります。11月〜3月下旬までミツバチの巣箱を入れ、毎日手入れをします。
開花が始まりミツバチの巣箱が置かれました(12月24日)
ミツバチが受粉をします(12月24日)
順々に実が育ちます(11月30日)
よく手入れされたいちご畑(3月17日)
収穫・・・11月下旬から少しずつ出荷できるようになり、3月に入ると「いちご」は次々に赤く熟していきます。畑さんご夫妻は収穫と出荷で大忙しです。
1つずつ丁寧に収穫していきます(3月24日)
収穫した「いちご」を選別しながらパックに詰めます(3月24日)
☆ 『いちご狩り』を企画しました。
最盛期の4月16日(土)、週末に出荷できない「いちご」を食べちゃおー!と、組合員の家族やお友達など、長年の畑さんのいちごのファンから初めての人まで大勢集まりました。まだ収穫の途中なので、苗や若いいちごの実を傷めないように気遣いながらも、93名みんなで張り切って頂きました!
大勢入ってもハウスの中はゆったりしています
どれにしょう…甘いかな?
お口の中は「いちご」でいっぱい
大きくて美味しい「いちご」がたくさん!
<参加者の感想>
・子供たちも、とても楽しそうにいちご狩りをしていました。甘くて美味しく、楽しかったです。初めて畑さんにお会いし、いちごを育てる大変さを感じました。来年もぜひ参加したいです。(紀の川市 女性33歳)
・いい空気をすいながら楽しかったです。いつも食べるいちごよりずっとずっと美味しかったです。これからもこんな美味しいいちごを作り続けていただきたいです。子供が美味しそうに食べる顔を見られて大変幸せでした。今日は本当にありがとうございました。(和歌山市 男性43歳)
☆ 『農作業体験・・・いちご畑の後片付け』
さて、毎年恒例になった後片付けのお手伝いです。5月8日(日)はシーズン最後の「いちご」を味わい食べ尽くし、畑のマルチ(畝の土を覆う黒いビニール)を外すお手伝いをしました。食べきれない「いちご」はパックに詰めて持ち帰り、冷凍したりジャムにました。
持ち帰り用にもたくさん採っています
苗は引かずにマルチだけを外します。子供たちも一緒に力いっぱい引っ張っていました。
奥の方からマルチを外します
さすがにご夫婦、息が合ってますね
子供達も張り切っています
来年のために親株から苗を取ります
作業は30分ほどで終わりました。畑さんと「いちご」に感謝して、私たちのシーズンは終わりました。安全で美味しい「いちご」をありがとうございました。でも、畑さんのいちご作りはもう始まっています。来年も宜しくお願いします。
<畑さんからメッセージ>
今年で2回目の『いちご狩り』は昨年の3倍の組合員の方々に来て頂きありがとうございました。今年は苗がうまく出来ず、数が少なくて十分に食べて頂けるか心配しましたが、終了後にもまだ半分くらい残っていたので安心しました。
『後片付け』にも毎年たくさん来て頂きありがとうございます。良いお天気でハウス内が暑く、熱中症を心配しましたが、あっという間にマルチ外しを終えて頂きました。来期の苗取りも済んで、今はソルゴー(牧草)の種まきの準備をしています。後で畑に漉き込んで堆肥にするためのものです。
(太陽のめぐみ委員長 西尾裕美子)